コンジローマ治療ガイド

薬物療法の実態

2000年代前半までは電気メスや炭酸ガスレーザー、液体窒素凍結療法による外科的切除術が主流でしたが、乳頭腫周辺組織への感染・転移、再発の危険性を完全排除できるわけではありませんでした。

そこで、外用薬の塗布を併用処方されることもあります。
尖圭コンジローマの薬には、DNA生成を阻害する、抗癌剤の外用(塗布)薬として使われる5-フルオロウラシル軟膏や、ブレオマイシン軟膏、また抗ウイルス剤などがあります。
日本ではそれぞれ、協和発酵キリン株式会社から5-FU軟膏が発売されており、日本化薬株式会社からブレオS軟膏が発売されていますが、いずれも保険適応外で、皮膚に刺激が強いといった副作用があり、あまり多用されることはありません。

また、日本での発売がないものですが、外国では10から25%のポドフィリンアルコール溶液を使用する国もあります。
しかしこれは毒性が強いという点や、効果が十分ではないこと、小さい乳頭腫にしか効果がなく再発の可能性も高いことなどから厚労省での治療の認可がおりていません。

そんな中、2007年12月10日に初の尖圭コンジローマの保険適応薬として認可された外用薬があります。
それは、特田製薬から発売となった一般名がイミキモド・クリーム剤の「ベセルナクリーム5%」です。
これは、免疫活性効果によりウイルス増殖を抑制する薬で、外陰部・肛門周囲のみのイボ発生部位に塗布し、イボが取れるまで塗布します。
女性の尿道口周囲や膣内等の粘膜部分には使用禁忌です。

薬剤療法のメリット・デメリット

外用薬のメリットは、再発を予防できるという点と、自宅で自己で時間を気にせず気軽に行えるという点です。 デメリットは、自己で塗布できるという反面、乳頭腫が完全に取り切れるまでに長い時間を要するという点と、感染していない部位の正常皮膚に副作用が現れ、潰瘍になることがあり、注意が必要という点です。 この副作用のため、使用上の注意書きや用法・用量を遵守して使う必要があります。

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