コンジローマ治療ガイド

尖圭コンジローマ治療の実態

良性で低リスクのタイプのヒトパピローマウイルスであれば、自然治癒する場合もありますが、二次感染や拡大を防ぐためには、早期治療をされることをお勧めします。
治療方法はいくつかあり、薬物療法(外用薬の塗布)、外科的手術、凍結療法があります。

まず外科的治療についてですが、乳頭腫切除として炭酸ガス(CO2)レーザー蒸散法、電気メスを使った電気焼灼法があります。

各治療法(外科手術)の特徴およびメリット

炭酸ガスレーザー蒸散法と電気メス焼灼法では、1個1個イボを切除するため、外用薬のように周辺組織を損傷する危険性がないことと、即座に高い治療効果を得られる点が最大のメリットです。
炭酸ガスレーザーはシミやほくろの切除方法としても使われる安全なものとして多くの方に認知されている療法で、これは細胞に含まれた水分に反応する波長のあるレーザーを使い腫瘍を蒸散するもので、1回1~5分で治療が終了します。

治癒の経過:CO2ガスレーザーと焼灼法による腫瘍切除後の皮膚は、じゅくじゅくとした浸出液がにじみ出る傷跡となりますが、通常の創傷治癒過程通り、1週間から10日程度で皮膚が再生し、1週間から2週間で完全に創傷治癒となります。

凍結療法では、人体に無害のイボ切除と同様に液体窒素を腫瘍部分に押し付け、壊死させる療法ですが、難点は小さいイボにしか有効ではないということです。また上記2点の切除術よりも再発率が高いという点もデメリットの一つです。

切除術のデメリット

尖圭コンジローマに付随する特徴として、イボ周辺の皮膚にもウイルスが感染していることが殆どで、一回のみの治療での完治は困難という点です。
3回から10回は切除術が必要です。
また、男性では、イボがたくさんできている場合やカリフラワー状にかたまって大きい場合などは、陰部の包皮切除を勧められることもあります。

経過観察の重要性

3か月の潜伏期間を持つため、発症したイボを取りきったと思っても、再発の危険性もまた3か月あるということを念頭にいれ、3か月間の経過観察および定期検査を行うことが重要です。