コンジローマ治療ガイド

尖圭コンジローマとは?

尖圭コンジローマとは、ヒトパピローマウイルス:HPVによる性感染症です。
別名で尖圭コンジロームとも呼ばれます。

ヒトパピローマウイルスについて

日本語名は、ヒト乳頭腫ウイルスで、人間へのみ感染するウイルスです。

100種類以上もの型がありますが、それらの中で尖圭コンジローマを発症させる原因とされる種類は主にHPV6と11型と言われています。

尖圭コンジローマの特徴

その特徴は、日本語名からも想像がつくかと思いますが、性行為で接触する部分の皮膚や粘膜に乳頭状(鶏冠状)のゆうぜい、つまり、「イボ」が形成される症状が最大の特徴です。


引用元:性病の種類と症状|お薬なびの医薬品ガイド


そのイボ・突起自体は良性で、悪性腫瘍になることはありません。

乳頭腫ができる部位としては、男性器である陰茎、陰嚢、亀頭および肛門、女性性器である会陰、小陰唇、大陰唇、膣内への感染が多いのですが、ごくまれですがオーラルセックスなどにより、口腔内や、唇にも派生することがあります。
また約1~2ヵ月の潜伏期間があり、イボが表れてきます。

その後も見た目の「イボ」以外の自覚症状はなく、疼痛や掻痒感などもありませんが、どんどんイボが増殖していくことや、接触感染性という特徴から治療後もなお再発転移することが多いと言われています。
更には稀にスパやサウナなどの大衆浴場からも感染することがあるというのが嫌な特徴の一つであり、感染が拡散しやすいという原因にもなります。

気を付けなければいけない点としては、二次感染です。
複数の人間とのセックスで他者へのウイルスを拡散することと、HIVなどの他の重篤な感染症にかかりやすくなるということに注意が必要で、イボに気付いたらすぐに医師の診察・治療を受けることが大切です。

間違われやすい病気

男性の場合は、尖圭コンジローマ以外にも陰茎とくに亀頭周囲にイボが現れる場合があります。
これは真珠様小丘疹やフォアダイスといった疾患があり、尖圭コンジローマと勘違いする場合があり、この場合は脂肪性のブツブツのように人体には無害な生理現象です。
成人男性ではその20%に生じるものであり、早急な治療も必要ありません。

検査・診断

ヒトパピローマウイルスの感染は、表皮と粘膜上皮のみにとどまり、体内の細胞への移行感染はないため、血液検査はなく、肉眼での視診と、陰部の組織を採取して病理検査で確定診断を行うという2通りがあります。

尖圭コンジローマの感染への経緯

セックスにより皮膚・粘膜がこすれ合い、表皮・扁平上皮に大小の傷ができ、そこから感染すると推測されています。
なぜなら陰部の扁平上皮は大変丈夫で、ウイルスが付着したくらいでは感染しないからです。
今までは組織感染は体内組織には移行しないと言われていました。
ですが、尖圭コンジローマに感染した男性の精液に原因菌であるウイルス型の検出を認めたため、精液からの感染があるのではないかという仮説も出てきています。

男性のコンジローマの症状

感染部位ですが、尿道口を含めた亀頭、陰茎の幹部および根部、陰嚢、肛門内・周辺表皮に疼痛のない乳頭腫(イボ)を生じます。
腫瘍の大きさは大きいものから小さいものまでまちまちで、重症の場合、カリフラワー状のようにかたまり密集した形状を呈します。
腫瘍の表面がざらざらし光沢がなければ、間違いなくコンジローマと肉眼で判別がつきます。
ですが、つるつると光沢がある見た目では、フォアダイスという脂性イボとの識別が困難なため、男性用の遺伝子検査:HPVタイピング検査が確定診断に有効です。

女性のコンジローマの症状

女性では、イボができる場所が男性とは異なり、腫瘍が大陰唇、小陰唇、膣、膣前庭、尿道口、および、まれに肛門にも発生します。
その他に自己で気付ける、見える部位以外に、オーラルセックスで接触する口腔内や、膣内にも腫瘍ができることがあり、肉眼の所見だけではわからない場合があるため、組織の病理検査が必須となります。

また、女性の場合で深刻な問題となるのは、子宮頸癌への二次感染です。
膣内などの肉眼で見えない部位への感染の場合は、以下のような痒みなどの自覚症状がない限り、放置され、癌が生じていたというケースに発展していたということも。
そのため、婦人科健診を定期的に行うことが二次感染の予防・発見につながります。
その点では男性よりもリスクが高く、より注意が必要ということを頭に入れておいて損はないでしょう。

男性とは異なる訴え

潜伏期間を経て、乳頭腫が発生すると、乳頭腫自体に疼痛はありませんが、軽度掻痒感をともなう場合があります。

女性の診断

表皮・扁平上皮の組織を採取し、顕微鏡検査によるものと、HPVのDNAを調べられる遺伝子検査の2種類があります。
顕微鏡検査だけでは二次感染症へ悪化するタイプとの判別はできないため、HPVタイピング検査が有用です。

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